院長 廣田 岳士(ひろた たけし)
- 資格
- 柔道整復師
- 1989年
- はり師 きゅう師 免許取得
- 1990年
- 明治鍼灸大学 卒業
- 1995年
- 柔道整復師 免許取得
- 1998年
- ひろた接骨院・ひろた鍼灸院 開業
- 2018年
- 伏屋ニコニコ整体院として移転
私が治療家を目指した理由
私は、接骨院・鍼灸院を開業して20年になります。
なぜ治療家になったのか、
どんな考えで治療しているのか、
どんな治療をしているのかをお話させていただきます。
『全てはその痛みから始まった』
忘れもしません、
高校2年生16歳の5月、
「痛い!」午前6時50分、
突然の腰痛・・・
痛くて立ち上がれない・・・
油汗とともに20分だったか30分だったか
相当な時間をかけてようやく立ち上がることができるようになり高校に登校しました。
思えば、私の治療家人生は、この腰痛から始まったのだと思います。
それからの数ヶ月間、毎朝訪れる悪夢のような時間との戦いが続きました。
この間、近くの病院にも通いましたが、いっこうに良くなる気配もないまま、症状は一進一退を繰り返していました。
「このまま一生、毎朝こんな状態なのだろうか」
「いったい腰は、どうなってしまったんだろう」
「何かのタタリか???」
そんな考えが毎日毎日頭の中をグルグル回っていたように思います。
そんなある日、母の知人の紹介で、鍼灸治療を受けることになりました。
週に1度の通院で3カ月ほど通ったでしょうか、
治療と同時に指導していただいた食事療法も実践することで、日に日に症状が改善していくのが実感できました。
そして、発症から4カ月目、ついに痛みもなくなり、高校のクラブ活動でも全力で、走れるようになりました。
そんなこんなで、その頃ちょうど将来の進路をどうしようかと考えていた私は、こんな素晴らしい仕事があるのかと鍼灸師の世界を目指すことを決意したのでした。
『食で体は変わる』
進路を決定付けたのには、
もう一つの素晴らしい体験がありました。
それは、鍼灸治療と同時に受けていた食事指導です。
私は、幼いころから無類の甘い物好きで、母親や祖母の目を盗んで角砂糖を頬張っていたのを今でも覚えています。
その鍼灸師の先生に教えていただいた食事療法によると、甘いもの(特に精製された砂糖など)は体を冷やし、
体がゆるむことで、ヘルニアや脱肛になりやすくなるということでした。
その当時の私の症状から考えて、腰のヘルニアに近い状態であったのではないのかと思っています。
母もその当時のことを今でもよく話しますが、まず、治療が始まってすぐに食事の内容が一変しました。
一切、砂糖抜きの食事です。
甘味は、たまねぎや野菜を炒めてだしたり、みりんを使っていました。
その他にも肉がなくなりご飯も玄米になり、
食材も添加物の含まれていないものになり今でいうマクロビオティックを実践していたのだと思います。
母は、本当に大変だったと思いますが、
その後、何年もの間その食事療法にしたがって料理を作ってくれました。
治療と食事療法の相乗効果で、ドンドン症状が良くなったのはもちろんのこと、
それ以来、腰の痛みというものをほとんど感じたことがありません。
その当時、人間の体についてほとんど何も知らなかったわけですが、
身をもって食べた物から体ができるということを知りました。
私たちの体は、誰でも生きている限り1年間ほどの時間をかけて、全てが新しいものに作り直されているのですが、その材料となるものは、口から食べて吸収できたものです。
そうです、食べたもので(空気や水も)私たちの体はできているんですね、
私たちの体は食べた物を分解して、吸収して、
体の中で骨や血や筋肉や髪の毛など、いろいろなものを作ります。
そう考えると、特に成長段階にある子ども達には、良いものを食べて欲しいなといつも思います。
私たちの体は、素晴らしくできているので体に不要な物や悪影響をおよぼす物(添加物や農薬など)も肝臓の解毒作用などでその影響をなくしたり、
汗や尿、便として体の外へ出しますが、やはりそれにも限界があります。
日本人は、平均して1人あたり年間に4kg、1日あたり11gの食品添加物を摂るというデータもあります。
そしてこの食品添加物の増加に伴ってアレルギー疾患が増えてきたという説がありますが、
私自身、食品添加物や農薬の影響は少なくないと思っています。
『姿勢で人生が変わる』
姿勢で人生が変わるって大げさなと、思われるかもしれませんが、
ニコニコ整体院で大切にしているのが『姿勢』です。
姿勢は、大きなケガなどでゆがんだりもしますが、
ほとんどの場合、日常生活の積み重ねで作られていきます。
・イスに座った時に足を組む
・正座をくずして足を横に投げ出す横座りをする
・いつも同じ方でカバンを持つ
・食事などで物を噛むとき、いつも同じ方で噛む
・立っているときいつも同じ方の足に重心がかかっている
・パソコンをしていると顔が前につっこんで猫背になっている
・イスに座っているときお尻の後ろの方で座って背中が丸くなっている
などなど、
特に、同じ姿勢を長時間、何度も何度も繰り返すことで
今の姿勢や、体型が作られていきます。
姿勢の悪さは、血液の流れ等を悪くし
・こり
・むくみ
・だるさ
・いたみ
・内臓の不調
をまねきます。
当院では、開業当初より骨盤矯正を行ってきましたが
その中で、特に出産後、骨盤の歪みが原因の症状をお持ちの方が非常に多いことが分かり
現在は、出産後の女性の方向けに
『産後骨盤矯正』をさせていただいております。
先ほどの説明のように普段の姿勢がとても大切になってくるのですが
出産直後のゆるんだ骨盤の場合、特にこの姿勢や体の使い方に気を付けないと骨盤が開き、骨盤がゆがみ、背骨もまがり、いろいろなトラブルの原因になってしまいます。
この出産後にゆがんだり開いてしまった骨盤がその後の長い人生のその方の姿勢をつくりだし、生理痛や頭痛、肩こり、腰の痛みや、内臓の不調、更年期障害、などなどいろいろなトラブルを引き起こす原因になってきます。
でも、反対に考えるとこの出産後の骨盤がゆるんだ時期に骨盤を整えられたら、その後の人生が変わってくると思いませんか?
実際、骨盤がゆるんでいることで普段の状態よりも矯正しやすいというメリットもありますし、
人生の中でもこれほど骨盤に変化が出るのは妊娠出産のこの時期だけともいえるわけですから、
今までの習慣を見直したり、自分自身の体と向き合ったりして、体をより良い状態に整えていただけるチャンスだと考えています。
私自身も5歳の男の子と4歳の女の子の父親として
妻には、いつも元気で笑顔でいて欲しいなと思っています。
やはりお母さんの笑顔っていうのは子供たちにとって最高の成長材料だと思うんです。
私は、子供のことがとっても大好きなんですが、その子供たちが幸せって思えるのはお母さんから愛情をたっぷりともらった時だと思うんですね
でも、そのお母さん自身が、体の調子が悪いと
ついついイライラしてしまったり怒ってしまったりして、子供さんの成長にも悪影響が出ますよね。
でも、出産後のお母さん達の日常が大変なのも分かります。
ただでさえ妊娠出産で体に負担がかかっている所に
家事、育児、育児もお子さんが小さいと24時間体制で疲労が積み重なって行きますよね。
だからこそ、
少しでも体の調子を整えてさせいただけたらなぁ
普段の疲れを少しでもここで取って帰ってほしいなぁ
素敵な笑顔で日常生活を送ってほしいなぁ
骨盤から出ている不調を確実に良くなっていただきたきなぁ
骨盤も姿勢も整ってよりキレイに輝いてほしいなぁ
というような想いで『産後の骨盤矯正』をさせていただいています。